─湖畔傍・樹の上─
[何気なく向かった湖畔傍。戦いの気配に身を隠し、樹の上へと登る。そこで行われていた『デュエル』は既に決着がついていて。カードの移動を見るのみに留まった]
ぬーん、どうにもタイミングば悪かのぅ。
人んバトルばほとんど見れとらんき。
カードマスターもだいぶ減って来たのぅ。
ワシも横着しとる場合やなかかね。
さぁて、どっちばやりおうたろうかいのぅ。
[目的とするは二人。真っ直ぐな意思を持つ『審判』か、寡黙な『隠者』か]
[意識を失ったラスが『魂の檻』に囚われる様を見やりながら、偽りの光を宿す『月』は隠された裏側で*ほくそ笑む*]