[ タチアナが淹れた紅茶>>1:134の香気がふわりと厨房に満ちた。 琥珀色の液体がカップに注がれてゆく。] 「……いいにおい。」[ 何時もよりも柔らかい声が耳朶に残った。 アリョール>>1:136の為に、厨房にあるテーブルの席を引き、ヴィクトールも座ろうとする。]