─ 武器支給場所・外 ─
ま、AIも最先端は……だからね。
いつの時代でもそんなでしょ。
[軍事関係は技術の最先端を担っていることが多い。もちろん、在野にも優秀で他者の追随を許さない研究者はいるのだが]
あっそ。期待外れた。
敵味方入り乱れての乱戦なんぞ二度と御免だから、いい手があれば使わせて貰おと思ったんに。
[もう一度、重たい溜息を吐いた。
何かを振り払うように大きく首を左右に振った]
でも当然、無差別にやるのは嫌でしょ、アンタも?
どうしたモンかねえ。
[端末を見れば、火器携帯登録完了の連絡が入ってきていた。
ピリ、とホルスターの上から貼られていたシールを剥がしながら、少し声を低めて言った]