[短剣を突き刺したままふらりと立ち上がる。周りはどんな視線を自分に向けただろうか。]はぁ…はぁ……[息は荒く視線を落とすさき事切れたラッセルの姿。自分が殺めたこの屋敷の同居人。少なくとも数年間はともにこの屋敷で過ごした。自分の手を見るとラッセルの血にぬれて真っ赤に染まっていた。]………[声がでない、体が震える。自分の身をぎゅっとその腕で抱く]