─ 2階・廊下 ─[ヒューバートの手に掬い上げられた、透き通った細長い水晶のような石。ヘンリエッタは光を受け存在を主張するそれを両の瞳でじっと見詰めた]真実を、映す…。ユージーンさんとイザードさんは人。[掌に握り込まれ、視界から消えたそれから視線をヒューバート>>0の方へと移す。本当だろうか、そう思う部分もある。嘘を言うはずが無い、そう思う部分もある。綯い交ぜになった思考は、ヘンリエッタの表情に困惑の色を浮かべさせた]