[文句を言いつつ、それでも転がるユリアンを担ぎ上げ、建物まで戻り。自分の回復のついでに、メディカルルームに放り込んでおく。何があったか気にならなくはなかったが、問う相手の意識はなく。已む無く広間に立ち寄り、端末の情報を確かめた。敗者として並ぶ名前は、七つ。新たに増えた内、一つは自らの手によるもの。そしてもう一つは、なくした妹分と良く似た少女のそれ]……残ってるのは……俺と、あいつと……なるほどね。[最後の障壁となり得る者。その名を確かめると、二階の個室へと向かった]