─ 翌朝/橋があったところ ─[声がした場所へと向かうと、呆然としたような様子のエーファの後姿が見えた。その先を見遣れば、先日とは別の色をした「橋」が見える]……あっちゃあ。[あーあ、と言った風に声を零し、イヴァンは右手で額を押さえた。橋の色が変化したのではなく、湖の氷が競り上がり橋を壊してしまっていたのだ]いつかあるかもなぁ、なんて言ってはいたけどさー。[今かよー、と溜息を零す]