― 中庭:木の傍 ―[他の面々にも頭を下げて。それから、アナスタシアの言葉を聞く。自分は後で、と、場を先に譲り、最初は皆がお菓子を取るのを見ていた。場が空けば、薄い膜にそっと手を伸ばし。市松模様のクッキーを、掌に乗せる。バターとチョコレートの甘い味が、一口噛めば、口の中に広がった**]