─ 宿泊施設・厨房 ─
[向けた問いに対する答えは、僅かな空白を経て、問いとして投げ返される。>>1
あちらの視線は一時野菜に向いていたようだから、刹那、細められた蒼は見えていなかったやも知れないが]
ああ、それ。
獣が、殺した獲物に毛布かける、って、ないでしょ?
だから、『誰か』に殺されたんだな、って、ふつーに思ったワケ。
[さらり、と返した言葉に偽りはない]
あと、は……まあ、そーね。
わかっていたっていうか、『思い出した』が、正解かな?
自分が、何に殺されかけて、ここまで逃げて来たか、をね。
[続く言葉もまた、同じく。
実際に、己が身に起きた事。*]