― 2Fトイレ ―
[桜子>>2:398の問いにマリーはどんな顔をしただろう。
日本人にはない蒼い瞳をみひらいて、盛大に否定したかもしれない。
その様子に、やっぱり、という思いと信じてもいいのかとの悩みを抱え]
そ、そうですよね……違います、よね……
[しょんぼりと肩を落とした。
マリーが「疑われるなら一緒にいられない」というようなことを英語交じりに言って先にトイレから出て行くのには、とっさに追いかける事が出来なくて]
あ……、――っ、マリーさん……っ
[すこしの時間差で慌てて後を追うけれど、駆け出していった金の髪を持つ少女の姿は角をまがってしまったのか見つけられず]