[内容の異常さには気付かないようで、そっと口元に笑みを浮かべた]わたしが洗脳されているのだとしたら、お菓子の生る木はなにをしたいのだろう。……栄養にしたいのかな。てっきり血の気の多いヒトたちを洗脳したのかと思っていたけれど。[どこかちぐはぐにも思える言葉。そこまで言うと緩く首を振った。再び目を合わせて、問いかける**]――…あの木は、栄養を離す気はない。君は、邪魔をする?