─ 第二階層・集会室 ─[目を瞑って、レーザ銃の口をスティーヴに向けた…つもりだった。本人的には。だが落としたショックで銃口の指先は曲がっていて、結局レーザーが飛んだのはあまり知らない女の人だった。その腹を無慈悲に貫く。だが目を瞑ったままの子供は、その事は知らない。昨日の撃たれた事もあり、身を固くしたまま、暫くはその場で動けなかった。自分に痛いことがないらしい事を知ると、おそるおそる目を開けて、やっと周囲を伺った。]