─階段上─[周りの声は聞こえなかった。聞く余裕があったら凄い、とも言うか。だから──いや、そうでなくとも。春陽の浮かべた笑み>>4:145の意味は、知る由もなかったのだけれど]……ん……の……俺は……死ねねぇん、だ……よおっ![そんなの誰も同じだろうけれど。言い出したらきりがないんだろうけれど。それは、偽りない思いだから。その、赴くままに、カッターを春陽の首筋へ繰り出す]