─ 黒珊瑚亭 ─[刃を突き刺す刹那、カルメンの顔>>4:117に安堵が宿る]──── !?[それには流石に驚き、瞳を円くしたのだけれど。一度行ってしまった行動は引き戻せない。上がる声>>4:116 >>4:118も制止には至らず、刃はカルメンの左胸へと吸い込まれ。カルメンの上体が揺れて、ゆっくりと、長椅子の座面へと崩れ落ちた。足元で上がる、白猫の威嚇の声。やがてそれは悲しげな声へと変わり、長椅子の座面へと飛び乗った白猫はカルメンを起こそうと頬を何度も舐めた]