― 広間 酒盛り給仕中 ―あはは、どーだろーねぇ。でも手に入れてからもう何年も飲まずに置いてるんだもん。寝かせるよりは飲んだほうがお酒も喜ぶわよー。[エーリッヒには>>1:264そう軽ーぅく笑って言っておいた。執事は遠縁に当たるからか、相手にするのに遠慮がない。悪気も無い。帰った時の事は、何故かあまり考えてはいなかった。そしてこの執事の紹介で、丁度年の頃の近い自分がモルゲンシュテルン家に執事見習いとして従事したのももうずいぶん前の話だった。]