― 書庫 ―ああ。どうやら帰宅が延期になりそうだからな。[軽い調子の声>>1、その主をちらと見遣る。指差す先を目で追いながら]少し勉強でもと思ったまでだ。[そう言う自身が足を向けた先は、経済学等の小難しい本が並ぶ棚。のすぐ横の、料理本の少しばかり並んでいるスペースだった]