― 昨晩 ― 本当に裏切らないと思っているのか。[ニーナに背中を向け、寝台の端に座っている。腕組みをして、やはり月を見ている。] 俺は人間で、お前は人狼。 随分なお人よしだよ。[ニーナの肉声は赤くは感じない。]