あー、まあ、そこは心配するな。
この策が承認された時点で、俺は全員の身を預かり、無為な怪我はさせん、と誓願をたてとる。
だから、大丈夫だ。
[ダーヴィッド>>5:82に、きっぱりとした口調で言い切る。
さらっと言われたハインリヒ>>5:83の言葉には、軽く肩を竦めるに留めて。
そんなこんなやってる間に、『魔本』は動き出し、碧の光の門を作り出す。
開いたゲートがミハルと柴犬を捕らえたのは、ベアトリーチェが弾き出されるのと前後してのもの]
……今回は、そっちに行ったか……ってぇ、こと、は!
[に、と上がる口の端。
すい、と翳した手に、宙に浮いていた『魔本』がすとん、と収まった]