[無茶を言っている自覚はある、けれど。自分が弱れば、姉は自身の辛さを押し込めてしまうかも知れない。だから、崩れるつもりはなかった]……それより、そろそろギュンター爺さまも来るだろ。広間、行ってなくて、いいのか?[明らかに広間を通り過ぎかけていた様子に。緩く首を傾げて、こんな問いを投げかけた]