[ナイフを向けた事は相手を刺激する結果となったようだ。騒動が始まってもずっと凪いでいたアーベルの雰囲気が変わる。向けられるのは短剣。冷淡な言葉は殺意が向けられた証。彼は男性であり、何より、一度騒動が終結するまで生き抜いている。肝も据わっている事だろう。]やっぱり、アーベルさんは協力者なの。[彼は、否定をしない。それが答えのように思えた。]