―宿屋食堂―よ。戻ったぜ。[保護者業を終えた青年は食堂の椅子に腰掛け足元に荷物を下ろした。自衛団長に啖呵切った時の事をふと思い出し苦い表情をした]品行方正な修道士で通ってたのに、なぁ。[素が出た事をほんのりと後悔していた。あの場にいたのは自衛団長以外素の口調を知っている者ばかりだったけれど目上の者に口調を崩したのは初めての事かもしれぬと思う]