[少女はフォルカーを信用していた。だから少女は彼に敵意向けることは無い。ライヒアルトとオトフリートもまた感情的な事から――害なすことを無意識のうち考えないようにしていた。イレーネも話してみた感覚では何か違って残るはリーゼロッテであったが――薬師としての彼女は尊敬していたが、如何かと問われれば答えられない。残る誰かの中で選ぶとすれば、今は彼女しかなく]……っ!? オトフリート、さん?[伝承学者とは思えぬその動きに思わず驚きの滲む声を漏らしその光景に、軽く息をのんで見守る**]