まー……呼び出しの理由は、多分、わかっとると思うんだが。
聖夜祭の開催をあんまり遅らせるわけにもいかんし、今ここでごちゃごちゃとやるのは、やめておこう。
[暗示に関しては、古代語魔法の専門家──頭を過ぎってるのはぶっちゃけ学長なのだが──を頼るべきだろう、というのもあり。
今、この場でどうこうするのは避けておいた。
どんだけ規格外でも、出来ない事はあるんです]
まあ、なんだ、とりあえず。
女帝の小言をもらうのを、覚悟しとけ?
[かわりに、というわけでもないが、なげた一言は。
もしかすると、怒声の叱責よりも、怖いかもしれないが。*]