ワッ!?[自分に向かってきた力に、リイイイインと 鈴が大きくなった。辺りが金と青に染まる。抱きとめていたゲルハルトに少ししがみついて、思わず目を瞑った。妖精の世界についたのなら。ゲルハルトの身体は向こうに残っている様子。支えをなくして、ばたたんと倒れた。むくりと起き上がると、辺りを見回して、一度だけ、ぱちりと驚いたように瞬いて。スゴイ! と賛辞を送るだろう*]