― 都市の通り ―[数種の香草を紙袋に詰め家を出た。 そろそろ食事の頃合いだろうと、それに合うような風味を選んでブレンドしたものだ。 肝心の食事の当ては、まだなかったりするのだが] おや、そこにいらっしゃるのは――[通りに出た所で、鞄を持った人影>>2に気付いた] クレイグ! 今からお食事ですか?[人影に軽く右手を挙げ、声を掛ける] そういえば、頼んでいた本、もう仕上がりましたか?[先日彼の書庫で、香草茶の製法に関する本を見付け写本を頼んでいたのだ]