[そのときにレイス>>0の視線に気づけば首をかしげて見返し。 周囲のやり取りをほのぼのと眺め。 徐々にお菓子がならなくなった木の、最後の実を手にしようとしたアナスタシアが消える瞬間を丁度目撃して] ―― え……?[ふしぎそうなまたたき一つ。 一瞬理解できなくて首をかしげ] ―― おねえさま……?[呼びかけてみるけれど、声が反ることはなく。 おろおろと周囲を見る瞳にはじわじわと涙が零れ落ちそうになっていた**]