― 地下/武器庫 ―
[サーシャ>>2:136が更に問いを重ねると予想してはいなかったから、その問いを聞いた時、さらに驚いたように瞬いた。
片方だけ覗いた瞳のいろも察せられたから、それが自分に向けられたものではないと思いつつも、剣を握る手に力は籠ってしまった。
もし彼がウマいこと、何かを聞き出せたなら。
もし彼の短剣の切っ先が、あの男に向かうなら。ここで殺し合うなら。
内心で薄らとそんな期待をしていた自分にも、気付いていたのだけれど。]
っ、なに―――
[だから、ジラント>>1が鉈を軽く振るったのが見えた時は。
それに巻き込まれるのを避けるように、一歩後ずさりしていた。]