─ 中央議事堂 ─[自分の放った熱線は致命傷には成り得なかったが、それを確認する余裕はなかった。男性がこちらに撃ち放った銃弾が左肩を掠めたからだ。]っ……っ!!!![服を裂かれ皮膚を焼かれ、熱さと間違うような痛みに声を上げた。髪を十数本程焼き切られたのにも気付かず、その場にしゃがみこんで痛みに耐える。熱い痛みを堪え顔を上げ、見据えた瞳で捉えたのは無意識に疑うことをしていなかった人の死。**]