[止められなかった己のふがいなさと。 幼馴染を失う悲しみと。 哀しい決断をするしかない人たちの心と。 止められないといったロランを思って。 様々な哀しさが表情を翳らせる。 優しく髪に触れる手の感触と、聞こえる声にふるり、と小さく首を振った] ユーリーさんが謝る事じゃ、ないもの…… 辛いのは、あたしだけじゃない……[でしょう、と、悲しげな笑みを浮かべてユーリーを見上げた]