[人目に晒されたままの左手。
徐にエーリッヒへと近付き、背に左の掌を当て、呼吸を整える]
俺は敷かれたレールってやつが嫌いだ。
自分の道は自分で選ぶ。
提示された道が1つしかなかったとしても、自分で新たな道を切り拓いてやる!
[言い切って、力の矛先をミハエルからエーリッヒへと変えた。
護る対象はエーリッヒ、弾く対象は、その身に巣食う”人狼”としての役割(力)。
エーリッヒが言う「月の女神」がエーリッヒへと向ける力を弾き飛ばそうと力を込める]
────Katkaisemiseksi!!
[紡いだのは自分の力を発散させるための言葉。
人狼の牙が護る対象に向いた時、弾く力を現出させるための呪]