─ 都市の通り ─[鞄を肩に道を行けば、不意に声をかけられて]ん? どしたの。……あー、本の修繕?ん、いーよ、預かる。[そんな軽い調子のやり取りの後、古びた本を大切そうに預かって]んじゃ、お代は手作り菓子かメシ一食分でねー。[冗談めかした口調で言うのはいつもの事]