[青い上下のトレーニングウェアと言う部屋着の姿で、見知らぬ室内をあちらこちら見回す。
古めかしくも見える、レトロな室内。
明らかに自分の部屋では無かった]
なんだよ、これ……。
夢、にしちゃ、やけにリアルだ。
[そもそも転寝から目覚めたばかりのはずであり、夢にしてははっきりとしすぎている。
窓の傍に寄り外を見てみると、やはり全く知らない場所であった。
空は曇天、陽が差す気配も無く、今何時なのかもはっきりしない]
…わっけ、わかんね…。
[右手を頭に伸ばし、混乱をどうにか沈めようと髪をくしゃりと握る。
ループする思考を引き戻したのは、突然上がった声>>5だった。
驚くようにしてそちらを凝視する]