― 本屋 ―[本探しと、会話の間に、エリィゼがクレイグを気にする様子なのにも気付いて、微笑まし気に見守ったりなどもしていたが、やっぱり口は出さなかった]それじゃ、クレイグ配達よろしくね。エリィゼちゃんもまたね。[やがて、エリィゼとも別れて本屋を出たのは、少し時間が経ってから]あ、まずい、かも。[朝の散歩に出たきり、結構な時間が経っている。テレーズが心配する様が目に見えるようで、家路を辿る足は焦ったものに]