―ベアトリーチェの部屋―すまない、失礼する。[部屋の主である少女に律儀に断りを入れた後で、男は中へと足を踏み入れた。先ず旅人の遺体の傍により、その瞼を伏せる。まだ温もりは残っていた]怪我は無いかね。[それから視線を、赤に染まったシスター>>6へと向けた]