― 黒珊瑚亭 ―[いつ、誰がどうなってもおかしくないと、団長の死で知らされたことをまだ考えたくはない。 だから皆が話すことをききながらあれこれと動いているのはただの現実逃避で。 降りてきてゲルダをみつけてほっと吐息を零した。 それからしばらくして降りてきたカルメンをみやり。 温かいお茶を彼女の前にだしてから離れ] ……自警団の人、くるのかな……[ぽつり、と小さく呟いた]