─ 宿泊施設・廊下 ─[協力者なの、という問い>>4には、何も返さない。確かに、自分は『そうなるように』と教育を受けてきた。けれど、幾つかの騒動を経て、『そうある事』に、疑問を感じていた。先にゲルダに対して『どっちつかず』と自身を称したのは、そのための力はあれど、その『役割』をただなぞるを良しとしないがため。とはいえ、そんな個人の事情は、今、この場に置いては不要と思うから言いはしない。ただ、ほんの少しだけ──苦笑めいた笑みを浮かべて、すぐに掻き消すだけ]