……あー……誰でも、いいから、でかい布持ってきてっ!
あと、桶に水汲んで、タオルと一緒に!
[ふる、と頭を振った後、誰にともなく怒鳴るようにこう言って。
フォルカーに折り重なって動きを止めたクロエを抱え起こした]
…………。
[確かめるまでもなく、その鼓動も呼吸も止まっている。
その事と、先にフォルカーがもらした呟き。
重ね合わせたなら、また、ピースは増えたが、取りあえずは置いておいた]
……ベアト嬢、フォルカーくんについててあげて、ね。
[なんで、という少年の疑問>>7には、答える事はできず。
頼んだものが届けられると、ベアトリーチェに短くこう告げて、幾度目かになる、亡骸運びの準備にかかる。
助力の申し出があれば受け入れつつ、今は目の前の色を覆い隠す事に集中した。**]