[相方の梟の言葉に頷き、駆けて行く。
その背に背負った空色の傘、それに括りつけられたてるてる坊主がぽんぽん、と跳ねていた]
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■氏名:アーベル・ヴァルト Abel Wald
■学科・学年:雷撃学科3年
■種族:人間 19歳
■取得魔法:古代語魔法
■その他:『雷撃学科の名物傘屋』と呼ばれる魔法戦士。
ルーの出身ではなく、南方の小国から古代語魔法の才能を伸ばすべく留学してきた……はずが、何故か雷撃に転科した。
剣技に関してはそれなりの腕を持ちつつ、何故か剣ではなく、魔力付与した傘を用いる変り種。
傘は武器であり、魔力媒介でもある。
使い魔として、白梟のシュネーと盟約しているが、性格は正反対。
しょっちゅう、突っ込みと小言を貰っている。
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[そんな彼の学生名簿に記載されているのは、こんな内容。**]