……まったく。
影輝の眷属殿は、揃って何をしてやがりますかと。
[なんて、ため息落としたら、言わないで、とでも言いたげにふわもこがきゅー、と鳴いた]
……取りあえず、近くに彼女がいるのはわかってますよね?
あちらに、状況伝えに行っていただけます?
俺は……。
[言いながら、今は翠の双眸が向かうのは、周囲をふわふわ漂う光の塊たち]
これ、どーにかできんもんか、ちょっと試してみますから。
[告げる言葉にふわもこ、ちょっと不安げにきゅー、と鳴くものの。
結局は、眷属の方も気になるのか、そちらへ向けて飛び去って行く。
それを見送った所では、と一つ息を吐き。
一度は収めた無限鎖を再び呼び出した。**]