─ 広間 ─うん、また鳴いて欲しいなぁ。イェニーのお声、お母様が歌ってるように聞こえるの。[だからあのカナリアの声が好きなのだと言うのはその言葉からも知れよう。ヒューバートが微苦笑を浮かべた>>7後に紡がれた言葉には、うっ、と声を詰まらせて]……あんまり、おそくなるとダメかも……。…でも、ヒューバートさんはまだお泊りになるんでしょ?今日は聞けなくてもいいわ。絵ができたら、お話聞かせて?[まだ機会は残っているのだし、と小首を傾げて問いかけた]