─階段─
[持っていたカッターを抜く誠>>4:149。
睨みつける対象は、彼の幼馴染であるはずの春陽。
止めようと手を伸ばしかけたけれど、それは春の言葉に遮られる]
……は?
[唐突だった。
殺すべきはキユリ、アイツが人狼だ。
そんな風な言葉だったと思う。
それは慎太郎達のやり取りを止めるための言葉だったかもしれない。
けれど唐突過ぎて、春が言った一言一句までは覚えていない。
ただ、自分が危険に晒されたと言うのだけは分かった]
な、何を言って───。
[表情が強張る。動揺は隠し切れない。
そこまでは普通の人が告発された時と同じだったとは思うけれど、その先が違った]