─第一階層・整備室─[始まり>>#0は、丁度メンテナンスを終える頃だったか。忙しなく動いていた両耳がぴんと立って、一方を向く。赤い光を内包する金の瞳が開かれ、それもまた同じ方向を向いた――何処か遠く、銃声の鳴った方角へ][続いて起こった悲鳴、怒号、先とは種類の違う銃声がまた一つ。次第に近づいて、否、大きくなってくる音に、整備室の空気も色を変えて行く]