[ひらはらり。
そんな感じで舞い散った光はゲートを生み出し、そのゲートに問答無用的にオトフリートを招き入れて、ぱたーん、と閉じる。
半眼になる真紅の瞳、その目の前にぽかり、と漆黒の書が浮かんだ]
……お前な。
幾ら物言いがどうとでもとれたから、とはいえ……これはなかろう。
[突っ込みいれた所で、ヒトの理解を完全に超えたインテリジェンス・アーティファクトは動じないわけで。
まあ、そんなモノと魂で繋がっているおかげで、こちらもちょっとそっとの事では動じないのだが、それは余談]
……ったぁく……。
[思わずもれた、愚痴っぽい呟きに、水晶龍がはたり、と尾を振った]