[「俺になんか訴えようとしてたんだ」>>3:141「旅人さんが人狼だ、ってことを」イヴァンに気遣われているのは感じたが、それよりも告げられた事実の衝撃が大きすぎて。] 顔を、見た……。 すごくほっとした顔をして、て。 あれは夢じゃなかった、の、か……。[夢に違いないと思い込んでいた記憶の中の光景。それがはっきり甦り、ユリアンは呆然と自分の手を見つめた。裁ちばさみを握っていた右手を。] …………ぼくは、この手で。[ライヒアルトが言葉を>>3:154かけてきたのはそのときだったか。]