人狼物語 ─幻夢─

103 氷面鏡に映る彩


仕立て屋 ユリアン

[いや、そもそもユリアンへかけた言葉ではなかったのだろうか?

ユリアンはぼんやりと知覚する。
ライヒアルトがユリアンの答えを待たずに、「カルメンさんを見掛けなかった?」>>3:157と続けるのを。
イヴァンが首を横に振りつつ「俺は見てねーなー…」>>3:158と返すのを。]

 (遠い。)
 (どうしてこんなに遠いんだろう?)

[距離を感じる。
ふたりだけではない。
廊下の壁も天井も、急速に遠さがっていく。]

 (ぼくが、遠くへ……?)
 (……それに、暗い。)

[ユリアンは壁に背中を預けた姿勢のままずるずると下がり、やがて床に倒れた。
何に対しても反応せず、眼を開いたまま意識をなくしていると判断されて、ふたたび部屋の寝台で寝かされるだろう。]**

(11) 2017/01/20(Fri) 02:23:56

SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
人狼物語 幻夢(和名&ver.Schwarzes) by azuma
幻夢学園 by seileitoh/日向星花
人狼審問画像 by kiku2rou
黒い森 by 坂無炳吾
トロイカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 by きりのれいん
人狼物語 星影 by kayu
バナー画像 by Silverry moon light