―→階廊下の行き止まり―[ボクは階下に、降りていく、徐々に血の匂いは濃く、自然と足はそちらに向けることになる。一階まで降りて廊下の先、暗がりのほう、確かそこは行き止まりのほう、そこに何かが転がっているのが見える]桐谷さん、つらいなら、ここにいて、ボクが見てくるから。[途切れ途切れになりながら、ユリを心配する声をボクはかけていた]