[『月の玉座』を中心とした会場にやってくれば、またそれまでとは違う、祭の準備の賑やかな空気に触れて、ゆるく口元に笑みを浮かべる。
さまざまな妖精たちが、賑やかに、時に騒ぎながら準備しているのを見やり、ふむ、とひとつ呟く]
――もうちょっと早く戻ってくるべきでしたかね?
[自らの作品以外のことでは余り几帳面ではないゼルギウスはそんなことを呟きつつ。
人懐っこそうな暗緑色の髪をした青年姿が楽しげに準備をしているのを見た]
ま、とりあえず私は館に向かうとしますか……
[ちゃんと家はあるのだけれど、掃除をしていない家に帰るより客人を迎える館に行くほうがいいとばかりに足は其方に向かう。
と、そのときに入場するなら此れを書いて、と記入用紙を差し出されてにこやかに笑みを向けた]
ああ、失念していました。
少々待ってくださいね。
[そうして記入用紙に書き込み提出した後、館へと向かった**]