― 広間 ―……そうだね。本当にきれいな声だから、ね。[ヘンリエッタが紡ぐカナリアの声音>>9に、僅か目蓋を伏せる。夫人が亡くなって、その後の。あの時を思い出して][ふ、と僅かに音に零した苦笑を最後にその色は掻き消す][声を詰まらせたヘンリエッタに笑って、一旦手は止めてしまう]では、続きは明日にしようか。私はお話ができるところまで進めておくよ。[それでいいかい?と笑って、首を傾いだ]