─ 黒珊瑚亭 ─[思案に落ち込んでいた所に出された、温かいお茶。>>8数度瞬き、それから、俯いていた顔を上げた]……ありがと、ユディちゃん。[短い礼は、すぐに離れた彼女に届いたか。白猫を膝の上に乗せ、茶碗を両手で持って、一口、含む。温かさが身にしみるような気がした]