─ →礼拝堂─[姉の勘違い。場にいて聞いていたなら、多分呆れ返った後、無表情に否定の突っ込みをしただろう……というのは、さておき][礼拝堂の扉の前で、一度、足を止める。行かないと、という思いと。……何となく、行きたくない思いと。交錯。それでも、最終的には扉を開け]……にーさん、いるかっ![声を上げつつ、中に踏み込むものの。影は既に、捜す者を捕らえた後か。そこにいたのは、見知った修道士だけ]